毎日をただなんとなく過ごさない

興味あることを気ままに。くだらないことも真面目なことも。

ヒッチハイク5日目(前) 〜密室1時間、そして〜




午前、起床。

荷物をまとめてゲストハウス"和楽庵"を後にする。










さて、どうしようか。

京都から脱出するにはどこでヒッチハイクするのがベストなのか。とりあえず名神高速道路入り口を目指して歩く。

歩く。


たぶん今回の旅で既に5.6時間分は歩いてる。
初日に飛ばしすぎて3時間歩いた時点で足に異変を感じていたけれど、もうその感覚すらわからない。


そしてとうとう新たな技を覚えた。


その名も
"ながらヒッチ"


ちなみにヒッチハイクhitchhikeの語源は

ヒッチハイクとは英語「hitchhike」からの外来語。
ヒッチハイクの「ハイク(hike)」は「歩く」を意味し、徒歩旅行であることを表している。
「ヒッチ(hitch)」は鍵やロープなどを「引っ掛ける」の意味で、通りがかりの自動車をひきとめることを、牛馬などに輪を投げて引っ掛け捕らえることに喩えたものである。

となっており、基本移動手段としての徒歩は認められている。


そしてこの"ながらヒッチ"、後ろ向きで歩きながらベストポイントを探しつつもスケッチブックを掲げ車を止めにはいる、なんとも高度な技だ。
1番の注意点とすれば段差につまずき、ちょうど赤信号で止まっている車たちの目の前でスケッチブックを天に向かって投げ、盛大にコケることだろう。
ちなみに僕はバカなのか学習能力が足りないのか、それとも注目度を上げたいのか、2度も盛大にやらかしてしまった。
その時の注目度といったら普通にスケッチブックを掲げるものとはまるで比にならない。
1度スケッチブックで注目を集めておいて、ある程度みんなが見たところでそのスケッチブックを上に投げ持っていた者が視界から消えるのだ。その上リュックを背負っているのでただコケるのではなくコケたあとに反動で回転まで加えてしまう。
終いには「大丈夫ですか?」と助手席から声をかけられたりもするが、「そんなことより僕を乗せてください」と言ってしまうほど僕は必死だ。


改名しよう。

"ながらヒッチローリングズッコケ"
歩きながら捕まえて回転しながらコケる。
なかなかにいい名前だ。



そんなこんなことをしながらも誰にも拾ってもらえず、結局IC近くのコンビニに到着。

ここで"ヒッチハイク"を試みる。












10分後

???「どこまで行きたいの坊や?」


振り返るとそこにはまるでナタリーポートマンばりの女神様が立っていた。


僕「あ、えっと、、、どこでもいいです!!!」


いや、どこでもはよくないだろ。スケッチブックに名古屋方面って書いてんだからそう言えよ。

と思いつつもあまりの美貌に興奮してしまいうまく言葉が出ない。


女神様「名古屋に行きたいの?途中までだったら乗せていくけど」




むしろ僕の上に乗ってくだ




妄想野郎(僕)「高速に入れればどこでも大丈夫です!!」


女神様「そう、じゃあ乗りなー」




そして着いて行くとそこには白いベンツ。事情によりクラスまでは言えないものの1000万を軽く超えるのは間違いない。さらに女神様の右手にはビール。運転席を見てみるとそこにはスーツを着用しサングラスをかけてこっちを見ている男性が鎮座していた。



目が覚めた妄想野郎(僕)「ありがとうございます!!どうかよろしくお願いします!!!」ペコペコペコリ〜

軽く5人は沈めてきたであろう男性「…」

女神様改めお姉様「まあ後ろに座ってー♪」


そう言うとお姉様はコンビニの中へ。

再度これでもかとお礼を言いながら荷物を抱え車に乗る。



"ちょこん。"
という擬音があるが、まさにその言葉がぴったりだろう、ちょこんと座った僕は、何か言わなくてはとネタを考えるが普段から何も考えていないため全く何も出てこず、

ちょこん僕「今帰りの途中ですか?」





何を言ってるんだ俺は、何だそのまるで夜の街で、そこらへんの酔っ払いに「一杯飲んでいきやせんかお兄さ〜ん?」みたいな質問は




軽く7.8人は沈めたであろう男性「…えぇ。」











えぇぇぇぇぇぇ!!
終わり!?会話終わり!?いやそりゃたしかに質問が質問だけどなんかもっとこう、、、ほら、、、



ガキ(僕)「か、観光とかですか?」



沈める時は自分で手を下すまでもないであろう男性「まぁ…。」











会話終了。













お姉様は一体いつになったら戻ってくるのか。それともこのまま戻ってこないで僕は沈められるのだろうか。

本気でそう考えていたその時、お姉様が助手席のドアを開け車に乗り込んだ。


お姉様「ごめんごめん、トイレ待ってたらあまりにも出てこないからドア蹴破ってきちゃった☆てへっ♪」





シャレにならん。きっとうまく笑えてなかっただろう笑顔で「はははーそうなんですねー」と応える。



そして車は走り出し、約1時間ほど先の目的地へと向かう。。。














続きは後編へ。

ヒッチハイク4日目 〜言葉の壁〜

 

 

 

「いぬのうんこおおいです」

 

 

 

 

 

 

 

「ちんちん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うんこ」

「うんこぉ〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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12:00

起床、ゆっくりと従兄弟宅を出発

 

外は生憎の雨

 

 

 

14:00

生憎の雨ということもあり、少し中だるみということもあり禁断の手を使い、電車という名の"物凄く早く動く長い鉄の塊"に乗り京都へ向かうことに。

 

大阪駅 - 京都駅(約30分)560円

 

15:30

京都駅へ到着。

今日は全国的に雨ということもありどことなく暗い

京都ではいろいろなところを見て周りたかったということもありあまりすぐに離れたくなかったのでゲストハウスへ泊まることに。

 

16:30

ゲストハウス到着。

予約もしていなかったので泊まれるか不安だったけれど、たまたま1人分空いている、とのことでそのままチェックイン。

予約しないで入れる人って珍しい、ヒッチハイクで来た人も初めてだと言われた。

さすがラッキーマン。もうこの先良いことが起こるとしか思えない。

今回泊まったゲストハウスはこちら

kyotoguesthouse.net

築100年ということもあり多少音は響くものの、風情があり、とても素敵なところでした。

 

こちらがロビー(共有スペース) 

f:id:pintograph:20160130010419j:plain

右側に少し見えますが冬はこたつもありゆっくりできます。

 

 

 

洗面台も可愛くて冬はお湯が出るようになっているという優しさ。

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インターネット使用スペースもあります。

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全体的に赤系で統一してありとても温かみのあるゲストハウスです。

 

 

 

18:00

ゲストハウスが京大の近くということもあり京大付近の定食屋で夕食。

ゲストハウスのスタッフにここらへんで定食を食べるとすればどこがいいかを聞き、お店に入って注文をすると、、、

 

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量多っ!!!

 

チキンカツ定食600円

 

19:30

ゲストハウスに一度戻り夜の街を見るために"四条大橋"へ

 

20:30

四条大橋へ到着。

金曜日ということもあり人は多かったものの雨ということで歩き辛くめちゃくちゃ人が多い!とまではいかなかった。

一通りぶらぶらしてゲストハウスへ戻る。

 

22:00

ロビーにてブログを書く。

目の前に台湾人の女5人グループがこたつを囲み談笑している。

 

 

 

すると突然。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いぬのうんこおおいです」

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいやいやいや、聞き間違いですよね。

さすがに片言とは言えなかなかに良い発音でしたよ。こんな夜中に、もちろん犬はいない。うんこなんてしてるはずもない。

 

 

 

いや待てよ

 

 

もしかするとそのこたつの中には犬がいるのか?そうか、自分には見えていないだけでその中では犬がうんこをしているのか。の割には至って冷静だ。匂いもしてこない。やっぱり単なる聞き間違いだろう。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちんちん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちんちん!?もはやド直球やないかい。何も隠そうともせず、一切の照れもなく、ただただ真顔で一言

 

 

 

「ちんちん」

 

 

 

なかなか言えたものじゃない。しかも忘れてもらっては困るが、君たちだけではなく同じ空間に一応男子である僕も存在しているのだということを。

彼女らにとって他人など微塵も気にしないのだろう。僕が今回のヒッチハイクの旅で得たかった"周りの目を気にしない"ということを彼女らはいとも簡単に習得していた。そうか、これが周りの目を気にしない者たちの会話か。。。やはり僕にはまだほど遠い存在である。満員電車の中で「ちんちん」などと真顔で言っていたら間違いなく注目の的であろう。それどころか下手すると周りの人はその人に近づいてはいけないと、距離を置くだろう。そう、そこにはその人を中心に誰もいない空間ができるのだ。なるほどそれが神の領域か。常人には作り出すことのできない領域を20そこらの女性が簡単に作り出せるだなんて。。。もう少し彼女らを観察し少しでも得られるものがあるのなら全力で吸収しよう。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うんこ」

 

 

「うんこぉ〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はそっとパソコンを閉じ、部屋に戻った。

 

僕にはまだ見知らぬ人の前で真顔で「うんこ」の発音を声に出して勉強することなどできそうもなかった。

ヒッチハイク3日目 〜伝えたいことがあるんだろうね〜

えー、本日3日目

 

 

 

 

 

 

知り合いがいるとつい甘えが出てしまいますね。

 

 

 

夜ご飯はたらふくご馳走してもらうし、泊めてもらえるし、、、

 

なので今日は全くヒッチハイクをせず、観光するわけでもなく、ただ1日をだらだらと過ごしてしまいました。

本当は大阪に着いたらしたいことがいっぱいあったんですよ、

 

心斎橋のとこですっぽんぽんになってスケッチブックに

「安心してください、履いてますよ」

って書いて股間のところで持って立ってみようとか、

 

スケッチブックに

「泊めて」

って書いて女の子に拾われるのをわくわくしながら一晩過ごそうとか、

 

お好み焼き食べたい」とか「たこ焼き」とか

いろいろ書いてやってみたかったけど、

 

僕はやっぱりまだまだヒヨっ子でした。チキンとも名乗れないぐらいのヒヨっ子です。

そんなことはできず、ただふら〜っと重い荷物を持ちながら可愛い子を眺めて、可愛いな〜とか、あの子いいなぁ〜(何がいいのかわかんないけど)とか、それだけで1日が終わっちゃいました。

途中で気付きましたよ。

 

これってただのホームレスじゃん

 

 

ってね☆

 

 

 

このままでは本当にいかんと思い、慌てて従兄弟に連絡しました。

「今大阪にきてるんですけど、もしよかったらお会いできませんか?」

って、そしたら一言、

「じゃあ今日の夜ご飯行こうか、泊まるとこ決まってないなら泊まっていいよ!」

って。

 

 

 

 

 

 

もうね、さっきまでホームレスになろうとしてた自分が情けなくなりましたよ。

 

夜ご飯までご馳走してもらい本当に贅沢な1日を過ごすことができました。

ご飯を食べている時、いろいろと相談させてもらったのですが、その時にこういうやりとりをしました。

 

ぼく「自分は消極的でもっと積極的になりたいんですが、時々めちゃくちゃ積極的でとにかく話してくる人とか、自己主張が強い人とか、周りを気にせず自分のペースの人とかって、人に好かれるか嫌われるかのどっちかですよね、自分はどっちでもなくて、誰にでも合わせちゃう人でそういう自分が本当に嫌いなんです。ああいう人たちって何であんなに積極的なんですかね、自信があるとか、ですかね」

 

従兄弟「伝えたいことがあるんだろうね」

 

 

 

たった一言でした。

この一言で、すごい納得させられました。起業をする人たちってきっと、みんなに伝えたいことがあるからああやって積極的に活動をしているんだなぁ、と。

そして自分にはきっとまだそれがなくて、あったとしても全力で伝えれるほどの知識や経験がないんだろうな、と思いました。

 

そして突然、

 

 

 

 

 

 

 

 

「香港行こうか」

 

 

 

 

 

 

「行きましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

と返事をすると、おもむろに携帯を取り出しちょうど5000円で行けるチケットがあったので予約手続きを。

 

がしかし、携帯からはできず、しかもちょうどその日の0時までだったので予約なできなかったものの、

 

 

 

 

 

 

 

 

近いうちに行ってきます、香港。

 

 

 

 

 

従兄弟は海外に住んでいた経験があるので英語を

自分は中国にいたの中国語を

ということになったのですが、はっきり言って今の自分の中国語のスキルに自信ない。

しかも香港は広東語ですし、発音も表記も違う。。。

従兄弟の英語は流暢で完璧、、、

 

 

 

 

 

勉強し直します、中国語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近日本に中国人はいっぱいいるし、そこらへんの中国人捕まえて仲良くなろうかな作戦ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、

これを書いている今(ヒッチハイク4日目)、ゲストハウスに泊まっているのですが、目の前に中国人の集団が。

 

 

 

 

 

さっきからちょいちょい日本語で

 

「さむい」とか

「だいがくせいはうるさいです」とか

「じゅーはちぱーせんと」とか

「いぬのうんこ」

「たくさんあるです」

とか

 

 

何を見ながら話しているのやら。。。

 

 

 

 

ヒッチハイク3日目は、こんな感じ

ヒッチハイク2日目(後編) ~二人の神と出会う~

 

 

前回あまりにも長くなってしまったので急遽全編後編とわけることになりました。

 

ちなみに毎回言葉遣いが違ったりするのは僕が多重人格なだけですのであまり気にしないでください。ただただ気分屋なんです、すみません。

 

 

 

前回スペースハンドパワーウーマン集団に乗せてもらい、なんとか無事(?)に「めかりSA」に着くことはできました。どうやら彼女たちが宇宙から得た情報に寄るとここ「めかりSA」は大きくて綺麗で人も多いとのこと。これは期待ができそうだ。



 

 

 

 

 

 

 

誰もいない。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず人に会わなくては、としばらくふらふらとそこらへんを彷徨うこと約20分。

 

 

一人の年配のおじさんに遭遇、すぐさま声をかける。

3台目(計6台目)

めかりSA - 美東SA(60分)

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ぼく「すみません、山口方面まで乗せてもらえませんか?」


おじさん「ん、あぁ、いいよ。ちょっとトイレ行くから少し待っててな」

 

 

 

あまりにもすんなり過ぎてあっけに取られつつも深々とお礼をし、しばらく待つことに。

 

せっかくだからここらへんで写真でも撮っておくか、と記念に1枚。

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しばらくしておじさんが戻ってきて一言。

 

「これで何か飲み物でも買っておいで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

九州の端、めかりSAに神がいた。

 

 

 

 

 

 

その小銭を渡す動作には一切の無駄な動きもなく、どこから出したかすら見取ることができなかった…財布から出すには動きがあまりにも少なく、ポケットから出すにもポケットに手を入れた動作などなかったはずだ。間違いない、これがハンドパワーか。

痛みを取るとか氣を送り込むとかそういった次元ではない。ハンドパワーは宇宙からきているのではない。まさにこのお方の右手から発せられているのだ。

これはもうハンドパワーという存在を信じるしかなかった。さっき小馬鹿にしていた自分が馬鹿だった、、、

 

 

その小銭を跪いて受け取り走って自販機へ向かい飲み物を買い車へ乗り込む。

 

 

そして車はめかりSAを後にし美東SAに向かって動き出した。

 

どうやらこのお方は電気であったり橋の補強、トンネルの工事などを行う会社の社長さんらしい。

 

そしてまた新しく一つ事業を始めるところで、人のため、みんなのため、ということを仰っていた。

 

 

そう言った話をしていると突然、

 

 

神「ほれ、これ食うか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんということだ。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちくわだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まただ、、、先ほどとは違い今度は左手で、しかも運転しながら前を見た状態で、音もなく袋の中から取り出した。。。こんな芸当不可能に近い、いや常人がなせる技ではない。

大体どのタイミングでこれを手に入れたのか、、、さきほど停車していたSAには練り物を売っているお店が一つあるだけだったはずだ、、もう理解できない。さっきのフロントワールドスペースハンドパワー集団といいこのお方といい、高速道路には理解できない何かがうごめきあっているのか。。。2日目にしてとんでもないお方と出会ってしまった。

 

 

 

 

ありがたくそのあたたかいちくわをいただき1時間ほどかけて美東SAに到着。お礼を言い、ドアを開けると

 

 

 

仏様「ほれ、そこらへんのトラックに声かけてこい、ここで待ってるから、ここがダメだったら次のSAに行こう」

 

 

 

そんな馬鹿な、、、この頃にはすっかり辺りは真っ暗になっていたけれど、確実にそのお方に後光が差しているのが見えた。

仏様と言っても過言でないほどの笑顔もはっきり見え、その顔を見ているとどこか懐かしくもあり心が落ち着く。

僕は全力でお礼を言い、半ドアになっていたおかげで点いていた室内灯を頼りにスケッチブックをリュックから出し猛ダッシュでトラックへと向かった。

 

 

 

 

 

1人、2人と断られたがどうにかここで誰かに拾ってもらいたい。

そして3人目に声をかける。

 

4台目(計7台目)

美東SA - 大阪摂津南IC(5時間51分)

 f:id:pintograph:20160128231848j:image

長距離トラック運転手「大阪かぁ、一応今から向かうけど、乗る?」

 

 

 

 

感動だった、こんなにも短い時間で何人も、しかもとうとう大阪にまで行くことになるとは。

荷物を取りに行くことを伝え、仏様の元へダッシュで向かい拾ってもらえたことを伝える。

 

仏様「そうか、よかったな!うんうん、頑張れ」

 

 

 

今思い出しながら書いているだけでも涙が出てきそうなほどの優しい口調と暖かい笑顔。

ああ、出会えてよかった、これがヒッチハイクというものなのか、と実感しながら握手を交わし別れを告げた。

 

そして先ほどのトラックへ向かい、さっそく乗り込むことに、、、、トラックでかっ!!!さっきは必死のあまりよく見ていなかったけど実際乗ろうとすると座席は自分の頭上遥か上。足掛けが3つ付いており慎重に足をかけながらゆっくり上る。

 

 

再度お礼を言い自己紹介をしつつ車は大阪へと向かう。

時間は19時を回っており到着予定は深夜1時半。ヒッチハイクを始めて以来、最長乗車時間だ。

 

トラックの運転手さんに乗せてもらったらいろいろと長距離トラックの運転について聞きたいこともあり、一通り質問をした。あまりにも長い時間乗せてもらったため、ここには書ききれないほどのことを話した。

 

トラックの運転はどれぐらいのペースなのか

休みはあるのか

どこからどこまでの距離を走るのか

給料はいいのか

トラックはいくらぐらいするのか

何を積んでいるのか

危険な目に遭ったことはあるのか

寝るときはどうしているのか

ニュースであまり見かけないけど、トラックは事故ったりしてないのか

などなど

 

とにかくたくさん聞いてみた。

 

そしてわかったことがある。

 

 

 

 

 

 

 

長距離トラックの運転手は神様だ。

 

 

いや、ただただ乗せてくれた方が神様だったのかもしれない、けれど毎日毎日毎日毎日、何度も何度も何度も何度も、行っては来たり行っては来たり行っては来たり。

夜中に、景色も変わらない高速道路をひたすら走っては私たちみんなの生活に必要な物資が日本各地へと届けられている。しかもとてつもない長い距離、長い時間を一人で運転する。もはや修行と言ってもおかしくないだろう。いや、別に修行ではないと思うけど、けれどもはっきり言って自分にはできないだろう。

実質、大阪へ向かうこの数時間の間で一度意識が吹っ飛んでしまった。絶対に寝ないようにしようと、そう決めていたのに一瞬、本当に一瞬、意識が吹っ飛んだ。

しかもそんな時に限って左側を走っていたトラックがいきなり車線変更をしてきて前に入ってこようとした。その時の大きな揺れで意識は戻ったけれどこれがもし自分が運転する立場であったなら間違い無く事故ってただろう。

 

なので声を大にして言わせてほしい。

 

 

今後僕には長距離運転を頼まないでください、お願いします。

 

 

 

でも本当に、これだけの距離を夜中に延々と、しかも一人で運転するだなんて、並大抵のことではない。だからみんなには知っておいてほしい。自分たちが普段何気無く手にしている日用品、雑貨、雑誌などはこういった苦労の上で手にすることができるということを。

 

自分はただただ隣に乗っていただけで、しかも1回だけしか体験していないので偉そうには言えないけれど、今回の旅で知ることができて本当に良かったと感じた。

 

 

 

 

 

そして途中途中で休憩を挟みながら深夜1時半、目的地「大阪」へ到着!!!

 

大阪に入った瞬間あまりにテンションあがって叫んでしまってすみませんでした。

 

記念に一緒に写真を撮り、握手を交わし移動しやすい場所へ降ろしていただき別れを告げた。本当にこの長時間、長距離の間乗せていただきありがとうございました。

 

 

 

 

さて、いよいよヒッチハイクも大阪編へ!

まだまだ先は長いけれど、とりあえず少しの間大阪で観光でもしながらゆっくりしようかと思います。

 

 

ヒッチハイク九州脱出編、これまで乗せていただき、何かと恵んでくださったり応援の声をかけてくれた方々、本当にありがとうございます!必ず目的地まで行き無事帰ってきます!!!

 

 

ヒッチハイク2日目 ~そなたはハンドパワーを信じますか?~





10:00

福岡天神にてヒッチハイクポイントを探す。

 

 

 

 

 

 

 

帰りたい。

 

今ならまだ2000円で帰れる。

1時間半もあれば家に着いて、ゆっくりご飯食べてお風呂に入って気持ちよく寝れる。。。

 

 

 

帰らせて。

 

 

 

12:00

知人(女)と合流する。

昼ごはんを奢ってもらう。

おやつをもらう。

 

 

14:00

背中を押され、やる気をもらいヒッチハイク再開

 

羞恥心が邪魔をしてなかなか思うようにいかない

 

 

15:00

作戦変更、都市高入り口前の信号待ちの車を前から1台ずつノックしてスケッチブックを見せる。

きっと後ろの車は(次は俺の車だ)と思っていたことだろう。そんなのはもうどうでもいい。羞恥心を完全に捨て去る。

4回目の赤信号の時、本日1台目に拾ってもらう。

 

1台目

天神北IC - 直方SA(37分)

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とある貿易会社の社長さん

大学時代をアメリカで過ごし日本に帰ってきて起業

友人にヒッチハイク経験者あり

 

直方SAに着きコーヒーとおにぎり2個を恵んでくれる。

ありがとうございます!!!

 

直方SAにて本日2台目を探す

 

ヒッチハイク2日目にしてようやく声をかけることに慣れてきた。ナンバープレートで山口方面の車を見つけ順に声をかけていく。

今日は山口まで行けそうな気がする。というか絶対に行く!

 

 

 

 

2時間経過

 

ことごとく断られる。

がしかし昨日と違いこれぐらいで折れるようなハートではなくなっていた。



車のナンバープレートが山口方面のものを探していると二人の女性に声をかけられる。

今回の旅始まって以来の女性!!

新山口手前のSAまででよければということで乗せていただくことに。

2人に連れられ車へ行くとそこにはもう一人女性。計3人の女性に男1人という組み合わせに。なんという幸運!心が躍りながら助手席へ乗り込みいざ新山口方面へ!とうとう九州脱出か!!!!

 

2台目

直方SA - めかりSA(41分)

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最初自己紹介を簡単に済ませ当たり障りのない会話をしていた

すると突然僕の後ろに座っていた女性が言った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そなたはハンドパワーを信じますか?

 

 

 

 

 

 

 

聞き間違いだ、これは間違いなく聞き間違いだ。

自分に何度もそう言い聞かせ後ろを振り返った。

 

 

 

 

 

 

 

そなたはハンドパワーを信じますか?

 

 

 

 

デジャヴだ。ガチのやつだ。

もう大人しく答えるしかない

 

 

 

 

 

えっと、、、ハンドパワーですか?

 

 

 

するとすかさず運転席の女性が言った。

 

 

 

 

 

 

 

前世を、前世をそなたは信じますか?

 

 

 

 

 

 

何かがおかしい。

ハンドパワー?前世?何を言っているんだこの2人は、ハンドパワー?この狭い空間でマウンテンゴリラでも出そうと言うのか?いや、でももしマウンテンゴリラを出すことができると言うのならそれは錬金術ではないのか、この女は禁術に手を染めてしまったのか、マウンテンゴリラという生き物の成分を熟知し何もない場所から生み出してしまう、水35ℓ、炭素20kg、アンモニア4ℓ、石灰1.5Kg、リン800g、塩分250g、硝石100g、硫黄80g、フッ素7.5g、鉄5g、珪素3g、その他少量の15の元素”とまではいかなくてもそれなりの化学式を心得ているのか、いや、そんなことは今はどうでもいい。今ここでマウンテンゴリラでも出されようものならたちまち4人乗りのこの車は窮屈になってしまう、その出てきたマウンテンゴリラが排泄行為真っ最中だとしたらたまったもんじゃない。きっと気持ち良く排泄行為をしていたのを邪魔されたマウンテンゴリラは機嫌を損ね、出来立てほやほやのうんこをゼロ距離で投げつけてくるだろう。この狭い空間で避けれるだろうか、、、いやまてよ、よくあるハンドパワーやらイリュージョンだと鳩を一度に軽く3.4匹は出している、ということは今ここで生み出されるマウンテンゴリラも1匹とは限らない。4人乗りの軽自動車に4匹ものマウンテンゴリラが出てきてしまったらもうそれはマンツーマンでうんこを投げつけられる。逃げる術はないのか、、、この女は一体そんな苦境を作り出して何を得ようと考えているのか、、、、前世?その前にまだハンドパワーについても頭の処理が追いつかないというのに。せめて2人で打ち合わせぐらいしっかりしとけ。質問ばらばらじゃねーかよ。どっちについて答えりゃいいかもわかんないしその2つの繋がりもよくわかんねーよ。ちょっと待て、一旦落ち着かせてくれ

 

 

 

「前世ですか、ぜんs...」

「そなたはきっと前世でわたしたちを拾ってくれた、だから今度はわたしたちがそなたを拾った、廻り廻るものなのですこの世は」

 

 

 

 

(世の中どんだけ狭いんだよ、ローテーション早っ!)

と思ったけれどここで何か抵抗したら間違いなくハンドパワーとかいう何かよくわからないふざけたもので消されると思い言葉を慎み、ただひたすらに頷いていた。

 

つづけて後ろの女性が言った

 

 



痛いところは?痛いところはありますか?

 

 

 

(いやもう何がなんだかわからなくて頭が痛い)と言いたい気持ちを押し殺しながら、

 

く、くびが!首が痛いです!!

 

と言うと今度は運転席の女性が言った

 

 

 

廻り廻る運転手「〇〇(ハンドパワー野郎)、彼を治しておやり。」


(お前ちょいちょい入ってくるなおい)


手力ウーマン「かしこまりました、それでは右肩から参ります。」


するといきなりぶつぶつ言いながら大人しくなり後ろで何かをしていた。怖くてその姿を見ることはできなかった。








手力ウーマン「...どうですか?」





人は不思議なものだ。こういう状況を作られ密閉された空間に閉じ込められると、どういうことか本当に痛みが取れたように感じてしまう。







ぼく「いえ、あんまり前と変わりません。」




すると手力ウーマンはこう言った。



手力ウーマン「もっと!!!もっと痛いところはありますか!!!?」




なんだこいつは、今のはなかったことにしたのか?それとも彼女の中ではこれで正しかったのか?もしかするとこれが布石となり最後にとんでもない結末になるのか?もっと?もっとだと、、、どう答えればいいんだ。もうあなたたちの存在が軽く痛いんだが、、、




ぼく「あ、足が、足が痛いです。すごく痛いでし!!」




手力ウーマン「それでは参ります。」











手力ウーマン「...どうですか?」





いや、実際座ったままだから何もわかんないし知る術がないんだけど、、、


ぼく「だ、だいぶさっきと違うような気が...」

廻り廻る運転手「〇〇、あなた残りの氣はどのくらいあるの?あと少しならもう全部使ってしまっていいから彼の体、全体的に治してあげな」




全体的も何もとりあえず今言ったどこかを治してくれ、というか全体的に治せるなら最初からそうはできなかったのか?なぜ勿体ぶった?なんだよ残りの氣って、治ってもないのにそんなに消耗したのかよ、何に使ったんだよさっきのは



手力ウーマン「それでは心臓へ氣を送り込みそこから比喩していきます」




もう勝手にしてくれ、



と思ったが少し気になったことがあったので聞いてみた



ぼく「ちなみにこの力はやっぱり中国とか東南アジアのほうからきてるんですか?」





すると一言








いいえ、宇宙です






もう何を言っても無駄のようだ。好きにやらせよう。多少頭がおかしくても乗せてもらってる以上感謝しよう。





そして目的地、「めかりSA」到着。


車から降り、痛みの具合を聞かれたので最後にお礼代わりに

「なんかだいぶ良くなった気がします!」

と答え、乗せてもらったお礼を告げた。



そして別れ際、廻り廻ってろ運転手が一言。







「あなた、本読んで勉強してみない?」









しねーよ!!!!




2日目はこの後2人に拾ってもらい当初の目的地「山口」を遥かに超え「大阪」へと到着することができた。

長くなってしまったのでその話は後半としよう。

ヒッチハイク1日目 〜ヒッチハイクという名のデスマッチ〜

今日という日にタイトルをつけるとするならば何が良いだろうか




14時半
スタート地点である熊本インターチェンジ前に到着、すぐさまスケッチブックを掲げた



15時
ポイントを変えるため反対側へ移動
まるで釣りでもしてるようだ。スケッチブックに「目的地」という名の餌を書いて車を釣る
いや、というよりかは自分が「餌」になった気分だ。釣りを趣味としている人たちは心得ていてほしい。


「餌」への注目度が半端ないということを


ただでさえ餌にされているというのにさらに追い打ちをかけるかのようなこの羞恥!
ただごとではない。まるで動物園で希少種を見るかのように自分の前で車の速度を落とし体を乗り出して「餌」を見ている
そしてその動物が希少種でもなくただのマウンテンゴリラだとわかった途端逃げるかのように去っていく

そうか、これが動物園で過ごしている動物の気持ちか。はっきりいってメンタルが違いすぎる。こんな生活を強いられながらも自分の体をさらけ出し、たくさんの人に見られながらご飯を食べ挙げ句の果てには排泄行為すらもやってのける彼らは並大抵のメンタルではない。それに加えうんこを投げつけうんこの上で寝るマウンテンゴリラに関しては正気の沙汰ではない。いやまてよ、このままヒッチハイクを続けていたらもしかすると僕もそうなるのかもしれない。そうか、今まさに僕は動物へと退化しようとしているのか



というどうでもいい話はさて置き、

15時半頃
そろそろSNSに載せるようにヒッチハイクしてる姿を写真に撮っておこうと一生懸命カメラをセットしていたその時、1台の車が止まって声をかけてくれた!

なんだこの人は?スケッチブックを裏返しにして地面に置き、路肩の茂みで僕の体は隠れきっていたのになぜこの人は僕がヒッチハイクをしてると気付いたのか、まさかこの男僕が今日この時間ここに立ってヒッチハイクをしているという情報をどこかで入手し、暗殺を目論みあたかも偶然通りかかったのを装いどこかへ連れ去って消そうとしているのではないのか、、、しかしツメが甘かったな!僕は今スケッチブックを裏返しているのだ!!!!それなのになぜ目的地まで知っているのだ!!さあ名乗れ!今すぐ名乗りどこで情報を入手したかを吐け!俺はそんな簡単に引っかかる男ではないぞおおおおお!!!

と思いながらも僕は全力のお辞儀と共に急いで荷物をまとめ飛び乗って、これでもかというぐらいお礼を連呼した。
これがヒッチハイクというものか、目の前に止まってくれ声を掛けてくれた人は後光が差し、その姿は神に見え、マウンテンゴリラという存在の小ささを押し付けられる。マウンテンゴリラというのはこうもちっぽけなものなのかと改めて痛感した瞬間である。






このままでは今日1日の流れが最後までかけそうもない気がしてきた。

1人目の男性
開始から約1時間後降臨
熊本IC - 八女IC (44分)
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いただいたもの:コーヒー、優しさ、切り札

前に自分自身もヒッチハイクをしたことがあり、これまでにも2人のマウンテンゴリラを拾った経験あり。
今回で3神目。

そしてこの時広川-福岡間は雪のため交通規制。
17時に解除され広川SAに歩いて向かう
八女IC - 広川SA (1時間7分)
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広川SAに入ったのはいいものの全く人がおらずしばらく呆然と座るがこのままでは凍死することに気付き数少ない車に声をかける。

一度断られたけどもしばらくしてすぐそこまでだったら、という男性降臨
2人目
広川SA - 久留米IC (14分)
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大学4年生の娘がおり2年生の時に福島にボランティアで行った経験があるとのこと、マウンテンゴリラを拾ったのはおそらく初めて?

再度下道からスタート

1時間ほど久留米ICでマウンテンゴリラをしていると
物凄い勢いで声をかけてくれた男性降臨
3人目
久留米IC - 太宰府IC (25分)
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今までに3人ほどのマウンテンゴリラ捕獲経験あり。そのうちの1人はドイツ人、行き先は「NAGASAKI」だったらしい。
冒険心好きだよ俺ー!!いいねー!君運が良いねー!とすごい励ましてくれ勇気と元気を頂く。いやー探してたんだよねヒッチハイクゴリラ!もう見つけたら絶対拾っちゃうよねー!と、みんながみんなこんなだったら凄く楽しいのに、と思いながら楽しい時間を過ごす。







がしかし





太宰府ICに着き降ろしてもらったのはいいけれど、2時間ほどしても拾ってくれる方はおらず時計の針(着用している時計はデジタル表記)は22時を過ぎていた。
このままでは身動きが取れなくなってしまう。と危機感を覚え決死の判断をすることに。




太宰府IC - 天神 (2時間26分)
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軽く10キロはあるであろう荷物を背負い歩いて天神に向かうことを決める。
なーにたかが12km、軽くいけるだろう、と余裕の表情で歩き始めた。1時間を経過した頃、下を向き小声で「頑張れ...がんばれ...俺は運がいい...やれる...ぶつぶつぶむぶむばふむふむふ」とまるで呪文を唱えるように歩いており、とうとうマウンテンゴリラ本来のナックルウォーキングになろうかとしていた。

そしてなんと歩き始めて2時間半、目的の天神はジョイフルに到着!!!!急いで荷物を置きドリンクを飲み、寝ようと試みたが俺のスモールハートキャパシティーは人目を気にしてしまいなかなか眠れず、満喫に移動しようと決意する、が足が思うように動かない。




初日からこれでは先がおもいやられるわ。

テレビを置かない生活を始めて早7年

今更ながら予約投稿機能を使って投稿をしてみたいと思う。

つまりこの内容は投稿された今ではなく過去に書いていた記事に(といっても遠い過去ではなくそこ何日間の時差だが)書いたものである。

しかも同時にSNSサービスへシェアまでしてくれるというではないか。

これは使いこなせばめちゃくめちゃ便利なんじゃないんだろうか。

 

たまに、全然書く気が起きなくて何日も書かない時もあれば、こうやって連続でいろんなことを書きたい時もある。

だったらその時にいろいろいろいろと書き溜めて1日ずつずらして予約しておけば更新が途切れることがないのでは、と。

 

まあそういってきっとそれすらもしなくなるのかもしれないけど

 

 

テレビは必要あるのか

 

さて、僕は部屋にテレビを置かない主義です。

というのも始めの頃は特に観たい番組もないし、まだ20かそこらだったのでそこまでニュースを見るわけでもなく、必要性を感じていなかったから。

 

それと、僕自身が引越し族だったのもあり(かれこれ7年間で5回ほど引越してる)その度に家具を新調していたからだ。そうなるとテレビを運ぶのが面倒くさいというのも理由の一つだろうか。

 

そして今、変わらず部屋にはテレビがない。これからも特にテレビを部屋に置く予定はない。

 

それはなぜか。

ずばり、改めてテレビの必要性を感じないからだ。

昔はテレビの力は凄かった。家にいれば何かとテレビをつけてとにかくいろんな番組を観てはCMの合間にCMは面白くないからとチャンネルを変えては様々な番組を右往左往していた。芸能人が「これは良い」「ここのお店が今熱い!!」「朝からバナナは体にもダイエットにも良い」などと言えば次の日にはスーパーからその商品がなくなっていたり、紹介されたお店に行列ができたりと、まさにメディアの力様様であった。

もちろん今だってテレビからの情報によって、何が良いだの、どこどこは悪いだのなんていう知識はたくさん得られるし、とにかくテレビを観ている人は何でも知っていてよくもまぁそんなにいろんなことを知ってるもんだ、と感心させられることだって多々ある。

 

僕は結構実家に帰ることが多いが、もちろん実家にはテレビが置いてあるし、帰ると必ず点いている。そこでこの前あっていたのが、「今ネットで話題の動画」とかいうような内容の番組であった。

 

今ネットで話題の動画?

 

今ネットで話題の動画を、テレビで今更放送してなんになるんだ?

 

と単純に思ってしまった。

それに、テレビでやっていることや、ニュースなども、部屋にテレビがない僕ですら大体のことは知っている内容だ。

たとえ詳しい内容まではわからずとも、大体の動きや、そういったことがあっているなどといったことはある程度把握している。

 

つまり、テレビがなくても世の中の動きがわかる時代になってきているのだ。

それは視聴率を見るとちゃんと数値として現れている。

年々平均視聴率が下がってきているのだ。

 

昔はテレビ関係の仕事に就けば将来安定などと言われた時代もあったのではないだろうか。それが今はネット中心の社会に変わってきていて、地方のテレビ局なんて人員を削減し、外注で収録をやっていたりしている。

 

また、そうやってテレビを観る機会がある時に、昔は飛ばしていたCMをあえて観るようになったのもまた事実だ。昔に比べてCMが流れる頻度が多くなっているのも事実だが、それ以上にCMへの力の掛け方が半端ない。

シリーズ化したCMは増え、レターボックス方式で作ってあったり、ドキュメンタリーのようなものもあったりする。

www.youtube.com

www.youtube.com

youtubeを見ていても動画の始めにCMが流れたりしているが、たまに凄く面白くてSKIPし忘れてついつい最後まで見てしまうことだってある。

 

今の時代、CMがCMで済まなくなってきている。

 

その理由の一つに

短時間でサクッと観れる

というのがあるのではないだろうか。

 

人間の集中力は15分周期だと言われていますが(ドラマなどが大体15分を節目にCMがを挟むのはそのため)、たらたらと15分流れるものよりも、音楽に合わせて軽快に流れる1分程度のもののほうが圧倒的に見やすい。

そしてもっと続きが見たいと思うぐらいがちょうど良い。

 

なによりも、前述した通り、最近のCMは手が込んでいる。

www.youtube.com

 

 

 

しかもこれらはネットの中でものすごい勢いで出回り拡散されていく。テレビの必要性はますます薄まり、決まった時間に流れるテレビ番組は、ネットの中の素早い情報の後手に回ってしまうのだ。

また、個人が作った動画の方が信憑性を増してきている。ごく一般人が実際にやってみたりすることによって噓いつわりなく、悪いところも良いところも発信するからだ。

 

 

 

 

 

ここまで長々とまとまりのないことを書いてきて、何が言いたいかというと、

ネタがなくて困り果ててる僕を早くヒッチハイクに行かせてください悪天候。ということでこの話は幕を閉じよう。

 

 

 

余談

 

毎回頑張って見出しをつけてはいるものの、見出しの数が一つしかない。

ってことはいらないんじゃないんだろうか。。。

もっとちゃんと構成をきちっとして書けるようにならなきゃいけませんね。

 

口調も書き方もいつもばらばらだし改めて僕が気分屋であるってのがわからさせられる。。。